深海魚と言ったらチョウチンアンコウを想像する人も多いでしょう。チョウチンアンコウのオスの生涯が切なく、寄生虫のような扱いを受け、究極のヒモ男であると有名です。
アンコウの愛は究極で切なすぎるんだよ!
今回は、そんなチョウチンアンコウのオスの切ない生涯を紹介していきます。
チョウチンアンコウとは?
- 種族:アンコウ目チョウチンアンコウ科
- 生息地:世界中
- 生息水深:200m~800m
みなさんの想像する通り、丸い体型で頭から提灯(チョウチン)がぶら下がっている深海魚です。
青く光っているチョウチンで小魚をおびき寄せて捕食しています。
しかし、みなさんの想像しているチョウチンアンコウはメスであり、オスのチョウチンアンコウは別の形をしています。
別の魚と言っても良いくらい見た目が違います。
メスは80cmあるのに、オスは10cmくらいしかないんだよ!
オスはメスに吸収されて生涯が終わる
チョウチンアンコウのオスは子孫を残すために切ない生涯を送ります。
メスに比べて小さいオスは、生殖のためにメスに噛みつき絶対に逃がしません。
オスはメスの僅かな匂いを嗅ぎ分け深海を探して回っています。
そして噛みついたら、メスから栄養を吸い取り徐々にメスと同化していくのです。
オスはメスに吸収されてしまうんだよ…
噛みついた面の皮膚と少しずつ融合していきます。
メスと融合していくオスの目は退化して、臓器は退化して、感覚もなくなり、最終的には精巣のみを残して永遠に生き続けます。
モテモテのメスには、オスのチョウチンアンコウが4匹付いていたこともあったそうです。精巣が4個体についている状況です。
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過去には寄生虫扱いされていた
研究の進む以前には、この噛みついて同化しているオスは寄生虫扱いをされていました。
これがオスであること知られていなかったのです。
でも実際ヒモ男は寄生虫と言えるよね!
チョウチンアンコウのオスは切ない
オスは深海でヒモを探すために漂い続けて見つかったと思ったら、メスに吸収されてしまうのです。
永遠にメスから栄養を分け与えられて、精巣のみを残して生き続けます。
そんなチョウチンアンコウのオスは幸せであると言えるのでしょうか。
究極の愛であり、究極のヒモ男であると言えますね。
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