キャベツウニって知ってますか?名前の通りキャベツを食べて育ったウニのことを言います。ウニは海藻を食い散らかして駆除されることも多いのです。駆除したウニの再利用に成功したのがキャベツウニです。
- キャベツウニとは何?
- 何で養殖されたの?
- キャベツを食べて育つどうなる?
- どこで食べれるの?
ウニは駆除の対象であった!
うには、クリーミーで口の中でとろけるような舌ざわり、微かに香る海の匂い、日本で人気の高級食材の1つです。
しかし、ウニは駆除の対象にもなっている生物です。なぜならば、ウニが大量発生すると海藻を全て食べてしまうからです。
その結果、魚の産卵場所だった海藻がなくなり、小魚のエサである海藻もなくなり、海藻を食べてしまったウニもエサがなくなり、漁獲量も減ってしまいます。
エサを食べていないウニは中身が全然入っていなく商品になりません。
駆除するだけでは赤字だから、駆除したウニを有効活用しよう!
駆除したウニにキャベツを与えてみた
神奈川水産技術センターが駆除したウニの再利用などについて研究した結果、ウニはキャベツが好きであることが判明しました。
いろいろな食べ物を与えてみたところ、ミカンの皮、パン、トマト、キャベツなど何でも食べれることがわかりました。
そこで神奈川県三浦市のキャベツの廃棄が多いことに目をつけました。
- 廃棄されたキャベツの再利用、
- 駆除されたウニの再利用
駆除した中身のないウニが、廃棄のキャベツで商品になるんだよ!しかも美味しい!
キャベツを食べて育ったウニは美味しい!
ウニの独特の海の匂いが和らいで、味も甘くて子供でも食べやすいウニができました。
約3カ月間キャベツを与えて育ったウニは、中身のギッシリ入っていて商品として売れるレベルになっていました。
普通のウニより美味しいと言う人もいるんだよ!
そして「キャベツウニ」と言う名前で商標登録して販売を始めました。
海を食い散らかしていたウニも再利用できて、町の新しい産業になるかもしれないと喜んでいるようです。
不思議な生物の能力とかも紹介してます↓
キャベツウニの販売店はどこ?
キャベツウニの販売は始まったばかりで、まだほとんど販売がされていません。
キャベツウニは、神奈川県逗子市のSUZUKIYAと言うスーパーマーケットで数量限定で売られているようです。
今後はネット通販などで気軽に買えるようになってくると思います。
地域特産野菜のウニを作ろう!
ウニはキャベツを食べることにより甘く食べれやすくなりました。
レモンをあげると身の色がキレイな黄色になります。
トマトをあげると少し酸味がでるようです。
このように与えるエサにより味が変わってくるので、ウニで困っている地域ごとに特産の野菜を与えて特産のウニを作って町おこしをしようと考えているところもあるようです。