人間の特殊な能力や才能など私にはない。と思っていませんか?あなたの個性は他の人とは違う能力や才能なのかもれません。本当に実在している特殊能力について紹介します。
絶対音感
絶対音感とは、音を聞いた時にその音の高さを理解することができます。つまり音名を把握することができます。
音名とは、音の名前のことです。「ド、レ、ミ、、、、、」のことです。
絶対音感の人は、音を聞いただけで各符号が「パッ」とわかるんです。
歌を聞いてドレミファソラシドがわかりますか?
しかし、絶対音感で音名がわかっていても歌が下手な人は下手です。声を変えられるわけではありませんからね。
5歳までに音楽を一生懸命練習をすると取得できる確率があがります。しかし5歳以降から勉強しても難しいようです。
スーパーテイスター
スーパーテイスターは、他の人よりも舌が敏感で色々な味に過剰に反応してしまう人たちです。
4人に1人がスーパーテイスターであると言われています。他の人より3倍舌が敏感だともいわれています。
具体的に説明すると、
他の人が「美味しい!美味しい!」食べているのに、自分だけ「味が濃い」「舌がピリピリする」「しょっぱい」などと思ったことはありませんか?
そんなあなたはスーパーテイスターかもしれません。好き嫌いが多い人などは、スーパーテイスターの人が多いようです。
反響定位(エコーロケーション)
自分で何か音を発して、その反響を利用して周りを把握することができます。
この能力は視覚障害者にあることが多いです。目が不自由なので、それを補おうとして反響音を聞き取る能力を身に着けることができると言われています。
また、この能力はクジラやイルカやコウモリも使っています。彼らも音を発して周囲を把握することができます。
クジラやイルカはエコロケーションでお魚を見つけることもできます。
また反響定位(エコーロケーション)は、視覚障害者のみが使える訳でなく、普通の人も練習すると使えるようになります。
目を瞑って大声を出すと、振動で目の前に何かあるかも?くらいの感覚はありますよね。
4色型色覚(テトラクラマシー)
4色型色覚(テトラクラマシー)とは、通常の人が見えていない色を見ることができます。特殊な遺伝子を持っていると言われています。
左の絵が4色型色覚(テトラクラマシー)に人が書いた絵で、右の絵が普通の人から見たものになります。

テトラクラマシーの人は色の判別できる細胞が多いから、世界がキラキラして見えてるんだよ
通常の人の色の見え方は、3種類の細胞がそれぞれ受けた光に反応をして色を視覚させます。しかし、4色型色覚(テトラクラマシー)の人は4種類の細胞があります。
3種類の細胞(通常の人) | 100万色判別可能 |
4種類の細胞(テトラクラマシー) | 1億色判別可能 |
テトラクラマシーの色の見え方図解
錐体細胞とは眼球に存在する色を捉える細胞のことです。通常の人は錐体細胞が3種類います。
錐体細胞は、光を受けると反応して人間に色を視覚させます。少し光が強いだけで、少し錐体細胞の数が多いだけで色の見え方は変化します。
人により錐体細胞の数は違うので、みなさんの見えている光景も全員が100%同じと言うわけではありません。しかし、通常の人は3種類細胞なのでそこまで大きく変わりはありません。
三種の細胞の場合の色の見え方が下の図です。

各矢印ごとで色の見え方は違いますよね?
この細胞が、眼球に4種類錐体細胞いる人がいます。4色型色覚(テトラクラマシー)と言われています。
これが4種の細胞のいる人の眼球です。1つ種類が増えるだけ色の見え方の情報量が変わってきます。下の画像が4色型色覚(テトラクラマシー)の人の見え方です。
4色型色覚(テトラクラマシー)の人はどんな光景が見えているでしょうね。
3種類の細胞(通常の人) | 100万色判別可能 |
4種類の細胞(テトラクラマシー) | 1億色判別可能 |
キメラ細胞
キメラと聞くと、動物の数頭があり、羽があり、なんて物を想像しますよね。
実際には、2種類のDNAを持っている人のことをキメラと呼びます。
例えば、
キメラは、双子になる予定あった子が双子になれずに1人になってしまうことです。
双子の片方が、もう片方に吸収されてしまっているのです。極端に見た目に出るケースもありますが多くは無自覚なんです。
10万に1人くらいいると言われています。
臓器移植や骨髄移植など特別な検査をするときに発覚するケースが多いようです。
特別な検査をしなければ、生涯気づくことなく亡くなる人もいるみたいです。
右手と左手の色が違う、明らかに違う肌色の部分がある、歯の大きさが明らかに違う部分があるなどの特徴が多いみたいです。極まれなケースです。
共感覚
共感覚とは、数字や音に色がついていたり、味がしたりする能力を持っている人です。
例えば、彼らは人の名前を色で覚えていたりします。なので、人を色で覚えており、名前が浮かばなかったりします。
「あの緑の人誰だっけ?」のようになります。
現在は理解されていますが、昔は少し変わっているのかな?とも思われていたみたいです。
また彼らにとっては色がついているのが、当たり前なのでそのことを特に不思議に思わなく口に出さなく気づかない人もいます。
文字に色がついていると言われても想像できませんよね。わたしは目が悪いので眼鏡がないと文字が読めません。
映像記憶能力
見たものを写真のように覚えることのできる人です。教科書丸暗記も簡単にできちゃいます。
そんな馬鹿な!と思う人たちもいるかもしれませんが本当のようです。幼少期に能力に目覚め、大人になるにつれてなくなっていくそうです。
映像記録能力では、イギリスのスティーブン・ウィルシャー氏が有名ですね。
ヘリコプターでロンドン一周して、その後に上空からのロンドンの細部まで絵画を書きました。多くのテレビで放映されていました。
この能力は普通の人も努力次第では身に着けることができます。幼少期に特殊な訓練をすると映像記録能力が身につくと言われています。
これは本当に天才!
人間には可能性がある
こうした特殊な能力は、他のことにも応用できそうですよね。
人体のことは、まだまだ把握できていない所が多いので、これからもっとすごい能力者が出てくるかもしれません。
人間には無限の可能性があると私は思っています。