地球は水の惑星と言われるくらい海で覆われています。そして地球全体の70%を占めていますが、いまだに全体を把握されていなく、未知な所多いです。深海は地球で、最も謎の場所と言ってもいいでしょう。今回は海はどれくらい深いのか心配という未知なる世界をご紹介します
深海の定義
海の水深200mより深い海を深海と呼び、地球全体の海の平均水深は約3800メートルあります。
わかりやすく言うと富士山の高さが海の平均水深になります。
スキューバーダイビングの限界
スキューバーダイビングの専門的なトレーニングを受けたダイバーたちは素潜りで水深100mまで潜れると言われています。また素潜りの世界記録は214mです。
素潜りで200m以上潜るなんて想像できますか?これが素潜りの限界だと言われています。
スキューバーダイビングでは、エジプト人が樹立した332mです。
東京タワーとほぼ同じ高さの分だけ海を潜ると考えてもらうとわかりやすいと思います。
ちなみに皇帝ペンギン潜水能力は深海500mを20分間潜れることができます。深さ約564m これは皇帝ペンギンが最大潜水した記録です。
皇帝ペンギンのいる南極について↓
深海600mの深海魚
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この辺りには、デメニギスという深海魚が生息しています。
頭が透明で脳まで丸見えです。
まれに北太平洋で水揚げされることがあるらしいですが、水揚げの際に頭の透明な部分が壊れてしまっていてまだ謎が多い深海魚になっています。
- 種類:ニゲス目デメニギス科
- サイズ:平均15cm
- 水深:400m~600m
深海1000mの深海魚
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このあたりには、ベニアンコウという深海魚が生息しています。
みなさんもなんか聞き覚えがあるではないでしょうか?
深海魚釣りには有名で憧れの魚でもあります。全身は真っ赤で15kg以上あります。
そして味が極上で「紅色の宝石」と呼ばれることもあります。
魚釣りだとこの深さまで上限でこれ以上は釣っても意味のない深海魚になってきます。
- 種類:「オオサガ」「サンコウメヌケ」2つの名前がある
- サイズ:最大80cm程度
- 水深:800m~1000m
深海1300mの深海魚
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その見た目から「深海の悪魔」と呼ばれ、古代鮫の特徴があり「生きている化石」とも呼ばれてるゴブリンシャークです。
あごが口から飛び出していて、一度見れば忘れないような見た目です。
世界各地で発見の報告がされていますが、日本での報告が多いらしいです。
- 種類:ネズミザメ目ミツクリダメ科
- サイズ:6m程度
- 水深:1300m
深海1700mの深海魚
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なんとこの深さにも関わらず、世界最大の大きさであるミナミゾウアザラシはエサを求め潜水することができます。
また2時間以上潜水することができ、優れた潜水能力を持つアザラシです。世界中に70万頭以上いると言われてます。
- 種類:アシカア目アザラシ科
- サイズ:6m, 5トン程度
- 水深:1700m
深海1700mの深海魚
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深海のギャングと呼ばれるホウライエソが多く生息しています。
熱帯地域に生息しているホウライエソは35cmほどしかありませんが、特徴的なのは先が鋭く長い牙になります。
深海では食料が少ないので、食料を確実に仕留めて逃がさないようにするために牙が大きくなったと言われています。
- 種類:ワニトカゲギス目ホウライエソ科
- サイズ:35cm程度
- 水深:500~2500m
深海2000mの深海魚
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世界中の深海に生息していると言われているホラアナゴがいます。
この深海魚はネット上に水深2000mで釣り上げたと書かれていました。
この深海魚は1000m~2500mと幅広く生息しています。他の生物の死体を主食にしているようです。
- 種類:ホラアナゴ科
- サイズ:170cm程度
- 水深:1000~2500m
深海3000mの深海魚
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このあたりになると水圧も高くほとんどの深海魚は姿を消します。
しかし、マッコウクジラはこの深さまで潜水することができるのです。
みなさんも知ってる通りマッコウクジラは体長15mほどと大型で、生涯の2/3の深海で過ごします。
マッコウクジラは筋肉に酸素を貯めて、肺をカラにすることで深海の水圧を受けないようになっています。
- 種類:マッコウクジラ科マッコウクジラ属
- サイズ:15m程度
- 水深:3000m
深海3800m
ここには、映画にもなった有名なタイタニック号が沈没しています。
1912年に沈没した豪華客船で映画にもなり世界で最も有名な沈没船となりました。
100年も超えた現在も北大西洋の深海に沈んでいます・現在は水中文化遺産としてユネスコの保護下にあります。
深海6000m
深さ6000 M まで行くと、ここからは超深海層と言われます。
水圧は600気圧を超えていて、例えば水深6500mでは1平方センチに約680kgの力がかかることになります。手のひらにゾウ7頭分の重さの圧力が加わります。
また日本の潜水艦は6500mまで潜水することができます。6500mまで達するには2時間半かかります。
深海8000m
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2017年5月マリアナ海溝の水深8178 m でシンカイクサウオ(マリアナスネイルフィッシュ)が撮影されました
確認できている段階でこの魚が世界で最も深い場所に生息している魚となっています。しかし、確認されていないだけでまだいるでしょう。
水深8848mになるとエベレストの高さと同じ深さになります。こうやって聞くとどのくらい深いかよくわかるでしょう。
水深10000m
北西太平洋マリアナ海溝チャレンジャー海淵底が、地球上で最も深いと言われています。
水深10911mとされていて、この場所の水圧は1000気圧、飛行機50機を体に乗せてる感じになります。このマリアナ海溝の底まで辿り着いた人間は3人しかいません。
ここまで潜水した人たちはどのような気持ちだったんでしょうね。
海はまだまだ謎が多い
いまだに海の95%は未知のままであり、まだまだ探索しきれていません。
最も不思議な生き物や、あるいは宇宙人?などがいる可能性もあります。
これから技術の発展に伴い解明されていくでしょう!