- 上陸すると殺される
- 生きて帰った人はいない
- 行く方法がない
北センチネル島とはなに?
北センチネル島は、インド領アンダマン諸島に属する孤立した島で、50人から400人の住民がいるとされています。
彼らは「非接触民族」として知られており、現代文明とほとんど接触せずに暮らしています。
非接触民族は世界に100以上存在すると言われています。この島が特に有名になったのは、2018年に宣教師殺害事件が発生したためです。
この事件では、キリスト教を布教しようと島に上陸した宣教師が島民に矢で射られて殺害されました。
この衝撃的な出来事と、センチネル族の独特な生活様式や外見が相まって、「危険でヤバイ島」として世界中に知られるようになりました。
北センチネル島の住民
北センチネル島には「センチネル族」と呼ばれる住民が暮らしています。
彼らが話す言語はセンチネル語ではないとされています。そのため本当にセンチネル族と呼べるのか疑問視する声もあります。
数万年前から島に定住していると考えられており、外部との接触が一切ないため、私たちのような病原菌への耐性がない可能性があります。
このため、感染症リスクからも外部との接触は避けるべきとされています。
こうした特徴から、彼らの遺伝子は研究対象としても注目されましたが、インド政府は島から5km以内への立ち入りを禁止し、違反者には罰則を科す規制を設けました。
これは、彼らに「外部と接触しない権利」があると認識されたためです。
北センチネル島とはなぜヤバイのか?
北センチネル島が「ヤバイ」と言われる主な理由は以下の4つです。
- 上陸した人は殺されている
- 外部との接触を拒否している
- 生活水準は石器時代並み
- インド政府が上陸を禁止にしている
上陸した人は殺されている
これまで、北センチネル島に近づいた外部の人々は、島民によって攻撃され、命を奪われる事件が複数発生しています。
2006年には、カニの密漁をしていた漁師2人がたまためボートで漂着し島民に殺害されました。
さらに2018年、キリスト教を布教するために単身で島に上陸した宣教師が、弓矢で射られて命を落としました。
彼の遺体は未だ回収されておらず、後に飛行機が遺体回収を試みた際にも弓矢で攻撃されました。
外部接触を拒否している
センチネル族は、外部との接触を完全に拒否しており、その理由は明らかになっていません。
研究者の推測では、外部との接触が危険だと感じている可能性や、文化的なルールが存在しているのではないかとされています。
また、彼らが持つ本能的な第六感が「外部は危険」と警告しているのかもしれません。
生活水準が石器時代並み
センチネル族の生活様式は、石器時代そのものと言っても過言ではありません。衣服はほとんど着用しておらず、首や腰に簡素な装飾品をつけている程度です。
武器は槍や弓矢を使用しており、現代文明とは完全に隔絶した暮らしを送っています。
ヘリコプターに対しても槍や弓矢で応戦する姿が目撃されています。
インド政府が上陸を禁止している
インド政府は北センチネル島周辺への接近を法律で禁止しています。
この規制は島民の生活を守ると同時に、外部の人々を危険から保護するための措置でもあります。
世界の秘境
北センチネル島は秘境とも呼べる存在であり、島民の暮らしは外部からの干渉を一切受けずに続けられています。
一部では、島民と接触せず、彼らを観察するだけで十分という意見もありますが、彼らの生活や遺伝子を科学的に研究する必要性を訴える声もあります。
この島はその独自性ゆえに、一部の人々から興味を引き、違法な「闇ツアー」なども存在しているとされています。
しかし、倫理的観点や安全性を考慮すると、慎重な対応が求められます。
まだ多くが未解明のこの島についての謎が解き明かされる日は来るのでしょうか。世界中が注目しています。