深海で一番深いところにいる深海魚の生き物って何か知ってますか?知ってるよ!シンカイクサウオだね!なんて言えたらカッコイイですよっ!今回は深海で1番深いところにいる生物を紹介します。
マリアナ海溝8178メートルで発見された
- 名前:シンカイクサウオ(スネイルフィッシュ)
- サイズ:15cm~35cm
- 種族:カサゴ目のクサウオ科
- 生息地:マリアナ海溝
深海6,000~11,000メートルで超深海と言われる最も深い海域で見つかりました。
マリアナ海溝の水深8,178mで発見されたシンカイクサウオが最も深い場所に住む生き物です。
この超深海は象1,600頭ほどの圧力がかかります。
写真は深海に沈めたエサに群がるシンカイクサウオたちです。
とっても奇妙な姿をしていますよね。めっちゃ弱そうですがこの超深海では最上位の捕食者です。
実はシンカイクサウオはカサゴの一種なんだよ!
見た目はでかいオタマジャクシにそっくりですが色はピンクで半透明です。しかも内臓が透けちゃっているんです。表面はゼリーのようにぬるぬるしています。
見た目はでかいオタマジャクシの半透明バージョンと考えましょう
深海にはさらに衝撃的な頭部が透けている深海魚もいます。下記から見れます!
>>【驚愕の深海魚】透明で緑の目を持つデメニギスとは?
2017年に世界一深い場所に住む深海の生き物とされ発表されました。
しかし、シンカイクサウオは世界水深の深さの記録を更新するたびに見かけるので、世界一深い場所に住む生き物の記録が更新されるようです。
1960年に見つかっていた疑惑
実はかなり昔に1960年にマリアナ海溝の底まで潜水艦で潜り、このシンカイクサウオを発見していた人物たちがいるのです。
それは、「ジャックピカール」と「ドンウォルシュ」という人物たちでした。
この二人は深海の底、超深海で「ヒラメのような形の魚を見ました」と発表しました。
しかし、その当時に確認されていた深海魚の情報や生息域から考えると、彼らが見たものは別の生物だ!と発表されました。
どう考えてもシンカイクサウオの気がする…
そして最近シンカイクサウオという深海魚が超深海に生息していると証明されました。
シンカイクサウオはマリアナ海溝で発見され、動画サイトで公開されて論文も発表されています。
ジャックピカールはのドンウォルシュが見た生物もシンカイクサウオだよね!ってわたしは思ってます。
シンカイクサウオの生き方
過酷な深海での生活に対応するために、このように進化したとされています。
- 骨が柔らかく軟骨で出来ている
- 光には一切反応しない
- 遺伝子が変異している
研究によると、頭の骨の間に隙間ができていてこれが圧力のバランスをとり水圧に耐えているようです。
また骨がほぼ軟骨でできていて、この骨の柔らかで水圧に耐えていると言われています。
そして、シンカイクサウオは硬骨魚類(骨のある魚)であるが、遺伝子が変異して骨が柔らかくほぼ軟骨になっています。
もはや違う種と言えるかもしれません
つまりこのことから骨が柔らかければ深海で生きられるってことですよね。
水圧に耐えるよりも水圧を受けない方が簡単なのかもしれません。
もうひとつ面白い実験をしていて、潜水艦がシンカイクサウオに光を当てて光に反応するかどうかを実験したようです。
その結果シンカイクサウオは光にまったく反応しないことがわかりました。
シンカイクサウオのまとめ
深海魚というとグロテスクでイメージがありましたが、最底にいる生き物はオタマジャクシの透明バージョンでしたね。
しかも、特殊な能力も特になく海底にたくさん生息しています。もっとすごい見た目でと迫力があればよかったのですが…
インパクトに欠けるよね
他にもいろいろな生物が深海にはいます。下記にまとめて見ましたので参考にしてみてください!
まだまだ深海は謎が多いです。私はもっとすごい生物がいて、海底人みたいのもいるでは?とか考えています。
これからの研究に期待してます!