科学を勉強している人なら一度は聞いたことがあると思います。しかし何をしている研究所なのかよくわからないという人が多いでしょう。そこで今回は歴史、目標、日本人の研究者なども紹介していきます。
- プリンストン高等研究所の目標
- プリンストン高等研究所の歴史
- プリンストン高等研究所の研究者
プリンストン高等研究所とは?
アメリカのニュージャージー州プリンストン市にある研究所です。プリンストン大学とは関係ありません。
プリンストン高等研究所(Institute for Advanced Study)は歴史学、 数学、 自然科学、 社会科学の4つの部門に分かれています。そして各分野で世界で最も優れた学術研究機関です。
その証拠に過去の研究者が多くの賞を受賞しています。
- ノーベル賞:35人
- フィールズ賞:42人
- アーベル賞:21人
また中心となるのは27人の教授たちです。教授は自分の研究だけでなく、プリンストン高等研究所に毎年招へいする190人の研究者を選抜することも仕事に含まれています。
便宜上は教授と呼ばれてるけど学校ではないよ!研究機関なんだよ!
豆知識で初期のプリンストン高等研究所の教授は「あのマンハッタン計画」に関わってる人が多いのです。詳しくは下記から読めます。
>>【世界一わかりやすく】マンハッタン計画はどんな実験?メンバも紹介
過去の有名な研究者
- アルバートアインシュタイン
- ジョン・フォン・ノイマン
- クルト・ゲーデル
- ロバート・オッペンハイマー
- エルヴィン・パノフスキー
- ホーマー・トンプソン
- ジョージ・ケナン
- ヘルマン・ワイル
- クリフォード・ギアツ
プリンストン高等研究所には、このような歴史上の偉大な人物たちも所属していました。
この人たちがどんな議論をするのかすごい見てみたい!
歴史上最もIQの高いジョン・フォン・ノイマンについては下記に詳しく書いてあります。
>>【IQ300の天才】ジョン・フォイ・ノイマンの逸話と歴史
プリンストン高等研究所のミッション
プリンストン高等研究所は、1930年ハンバーガー兄弟で出資して設立されました。
所長のエイブラハム・フレクスナーは、ハンバーガー兄弟へ出資を求める時にこう言いました。
『研究所は自由でなければいけなく、研究者が研究に集中することのできる環境を作るべきであり、いかなる物からも圧力を受けず、研究者に学問の自由を与え学者の楽園の研究所を作ると。そして人間の知識の限界を超えてることを目指す。それをできる研究者を集めることを約束します。』
そしてエイブラハムは、実際にアインシュタインを招くことができて世界の信頼を勝ち取りました。
その後も多くの研究者を招き、プリンストン高等研究所は世界で最も優れた学術機関になりました。
現在では「学問の自由を与え、学者の楽園」と言う考えに協賛した民間の寄付によって運営されています。
実査に結果を出してるからだよね!現在は世界の学者たちの交流会って感じになってるね!
招いた学者たちのIQも下記のランキングに書いてありますので参考にしてみてください。
>>【IQ世界ランキングトップ8人】IQが一番高い人間は誰?
有名な日本人研究者一覧
- 湯川秀樹:ノーベル賞
- 小平邦彦:フィールズ賞
- 伊藤清:ガウス賞
- 宍倉光広:サレム賞
- 木下東一郎:サクライ賞
- 中西襄:京都大学名誉教授
- 岩澤健吉:コール賞
- 楠川幸子:ケンブリッジ大学名誉教授
有名なひとをピックアップしてみたよ
プリンストン高等研究所のまとめ
「世界の役に立たないかもしれないけど真実を知りたい」と情熱と好奇心を持つ研究者たちが集まっています。
「学問の自由を与え、学者の楽園」その研究者の個性を認めて、やりたいようにやらせることにより、さらに大胆な考えができるようになります。
結果的に人類に多大な貢献ができています。
天才たちが集まるプリンストン高等研究所は天才たちの研究を完全にバックアップするため学術機関でした。