- ゼウスとテュポーンが争った理由
- どちらが勝ったのか
- テュポーンのその後
- 大地神ガイアはどうなったのか
ゼウスとテュポーンの争いの理由
大地神ガイアは、ギガントマキア(巨人ギガス族との闘い)に勝利したゼウスとオリュンポス十二神に怒っていました。
ギガントマキアについてはこちらの記事から読めます。
大地神ガイアの子供ティタン神族は、ティタノマキアでゼウスたちに敗れて奈落タルタロスへ、巨人ギガス族をゼウスたち差し向けたギガントマキアでは敗北してしまいました。
子供を奈落へ落とされ、討伐にギガス族を送り込んだけど返り討ちになってる状況だね
そして大地神ガイアが遂に本気で怒りました。
大地神ガイアは本気でゼウスらオリュンポス十二神を討伐するために、最強最大の怪物テュポーンを生み出しました。
テュポーンは奈落タルタロスとの間に作った新しい子供です。
大地神ガイアなど生まれなどについてはこちらから読めます。
最大最強テュポーンはどんな怪物なの?
テュポーンは大地神ガイアと奈落タルタロスの子供です。
テュポーンの姿形は、立ち上がるとその頭は星に届き、両手を広げれば地平線まで届くほどの巨大な怪物です。
どうやって産んだのかな?って思わないように!ギリシャ神話なのでなんでもありなんだよ!
そして腿から下は大きなヘビがとぐろを巻いてるようでした。
肩からは100のヘビの頭が生えていて、目から火の光線を出し、その声はどんな生物の物と同じ声も出すことが出来ました。
- 腿からしたはヘビ
- 肩から100のヘビの頭
- 目から火の光線
- どんな生物の声でも出せる
ゼウスがテュポーンに苦戦する
怪物テュポーンの前にゼウスをのぞくオリュンポス十二神が逃げ出してしまいました。
オリュンポス十二神について知らない人はこちらから読めます。
オリュンポス神々は動物へ姿を変えてエジプトまで逃げました。
1人でゼウスはテュポーンと戦っていました。
その戦いは奈落のタルタロスの所まで音が聞こえて、全宇宙が震えて、全世界がゼウスの雷とテュポーンの火で焼き尽くされそうになったほどです。
そして、ゼウスとテュポーンは接近戦になり、ゼウスの足の健がテュポーンに切られ持っていかれ、ゼウスは動けなくなり、武器も取り上げられてしまいました。
そのままゼウスはテュポーンに洞窟へ投げ込まれ見張りをつけて出きれなくしてしまいました。
これはさすがのゼウスもヤバイね
ヘルメスがゼウスを救い出す
ゼウスが捕らえられたことにオリュンポス十二神が気付き、計略神ヘルメスがゼウスの救出へ向かいました。
そしてヘルメスはテュポーンに奪われたゼウスの「足の健」「武器」を発見して、それをゼウスへ持っていきました。
ゼウスが復活してまたテュポーンと戦い始めるよ!
テュポーンが勝利の果実を手に入れる
テュポーンはゼウスを討つには一手足りないと思い、確実に勝利するためにあることをしました。
それは、運命の女神モイライを脅して「勝利の果実」を奪い取ったのです。
しかしモイライはゼウス陣営の女神です。宇宙のように大きく恐ろしいテュポーンに従うふりをして、「勝利の果実」ではなく「無常の果実」を渡したのです。
「決して望みは叶わない」意味がある果実です。
この「無常の果実」を食べてしまったテュポーンは、不死身の能力を失い、恐ろしい力も失い、ゼウスたちに追い詰められてしまいました。
モイライのおかげで勝てたと言えるよね。テュポーンは欲を出したせいで討伐されちゃうんだもん。
テュポーンが力尽き火山になった
テュポーンはイタリアのシチリア海までゼウスたちから逃げてきました。
しかし、「無常の果実」によって弱っているテュポーンは勝つことができません。
最後の足掻きでテュポーンは、エトナ火山をゼウスたちに投げようとするがゼウスたちに攻撃されて逆にエトナ火山に埋もれてしまいました。
エトナ火山はヨーロッパ最大級の火山なんだよ!
テュポーンが火山の下で暴れるたびに火山が大噴火すると言われています。
ガイアがゼウス討伐を諦めた
ガイアが作り出した最強の怪物テュポーンでもゼウスたちに勝つことができません。
そして、ガイアはゼウスたちを倒すことはできないことを悟りました。
全ての敵を退けたゼウスは本当に全神々の王として君臨することになりました。
その後、ゼウスは奈落タルタロスに閉じ込めていたティタン神族を解放し、父のクロノスにも安全な場所を提供しました。
親子の戦いゼウス対クロノスについてはこちらから読めます。
ガイアも子供と夫が解放されて満足な結果で終わりました。
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