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【ギリシャ神話】パンドラの箱とは?開けた結果どうなったのか

【ギリシャ神話】パンドラの箱とは?開けた結果どうなったのか

パンドラの箱と聞いたことはあると思いますが、どういった意味なのかパンドラって何のことなのか開けるとどうなるのか、など知っている人は少ないと思います。パンドラの箱について丁寧にわかりやすく紹介していきます。

\この記事でわかること/
  • パンドラの箱とは何か
  • パンドラとは誰のことなのか
  • パンドラの箱の起源は何なのか

パンドラの箱とは?

パンドラの箱

パンドラの箱とは「触れてはいけないこと」などの意味で使われます。この「触れてはいけないこと」とは人が不快になる話などは話題にするべきでないことです。

このパンドラの箱という語源はギリシャ神話です。

ギリシャ神話でのパンドラを紹介するよ!

パンドラの箱は人間への罰である

プロメテウス火を盗む

パンドラの箱はゼウスが人間へ送った罰です。

これには理由があります。

人間好きのプロメテウスが人間により良い暮らしをしてほしくて、神々から盗んだ火を与えたことでゼウスはプロメテウスを罰しました。

ゼウスはそれだけでは怒りが収まらず人間にも罰を与えることにしました。これがゼウスのパンドラの箱作戦です。

プロメテウスの話は下記の記事をご覧ください。先に読むとより楽しく読めます。

>>【ギリシャ神話】人間に火を与えたプロメテウスとは?

ゼウスがパンドラを作る

ヘパイストスがパンドラを作る

ゼウスは人間に罰を与えるためにヘパイストス依頼して、美しい人間の女性の像を作らせてそれにゼウスが命を吹き込みました。

この人間の女性で人間界を混乱させようと企てたのです。

この美しい人間の女性はパンドラと名付けられました。

最高神ゼウスだから何でもできるんだよ!

人間好きのプロメテウスは、ゼウスが自分を罰した後に人間にも罰を与えると予想していました。

そこで罰せられる前に弟エピメテウスに伝えていたことがありました。

ゼウスは人間も罰するからゼウスからの贈り物は受け取らないでくれ!

ヘルメスがパンドラを連れてくる

そしてゼウスは伝令神ヘルメスに頼み、弟エピメテウスに美女パンドラ送り届けました。

プロメテウスからゼウスからの贈り物は受け取るな!と言われていたのにパンドラがあまりに美しく、エピメテウスは一目惚れして結婚までしてしまいました。

その時、パンドラは伝令神ヘルメスから「絶対に開けてはいけない」と言われ1個の箱を受け取っていました。

この箱の中身はパンドラ自身も知らないんだよ。そして気になるよね…

伝令神ヘルメスとはオリュンポス十二神の1柱です。詳しくは下記の記事をご覧ください。

>>【オリュンポス十二神とは?】ギリシャ神話の神々を家系図付きで紹介

パンドラが好奇心に負ける

パンドラの箱を覗くパンドラ

パンドラはエピメテウスと結婚して幸せな日々を送っていました。

しかし、ヘルメスから渡された箱がずっと気になっていました。

開けるな言われると逆に開けたくなるんだよね

エピメテウスはパンドラを信用していても、ヘルメスから渡された箱については信用していなくパンドラに「開けてはいけない」と言っていました。

しかし好奇心に負けたパンドラは少しだけ覗いてみようと開けた瞬間、ありとあらゆる災厄が世界にまき散らされてしまいました。

希望が箱に残っていた

パンドラの箱を開けてしまって後悔するパンドラ

パンドラはこれ以上災厄がまき散らされる前に箱を閉めました。

そうすると中から声が聞こえてきました。

「箱を開けてください。」

「私は最後の希望エルピスです」

このエルピスは万が一を考えてプロメテウスが、箱の下に忍ばせていた希望エルピスだったのです。エルピスにより世界に光が戻ってきました。

エルピスとはギリシャ神話で希望って言う意味があるんだよ!

つまりパンドラの箱とはパンドラが箱を開けたことにより世界に災厄をまき散らしたこと語源となっています。

パンドラの箱の語源はギリシャ神話にあり!

他にもたびたび世界を壊しそうになる神々の戦いは下記の記事をご覧ください。ゼウスの喧嘩は世界規模なんです。

>>【ギリシャ神話】子ゼウスと父クロノスの戦いは世界規模であった

パンドラの箱はギリシャ神話が語源だった

  • ゼウスが人間に罰を与える作戦
  • パンドラとは美しい女性のこと
  • パンドラが禁じられた箱を開けた
  • 箱から災厄が世界にまき散らされた
  • パンドラの箱の語源はギリシャ神話

プロメテウスが人間を助けようと思ってことでさらに人間が危険な目にあいましたね。

しかし、最後には希望も残っていました。

このパンドラの箱のギリシャ神話の伝えたいことは「どんな時でも希望はある」ということでしょう。