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【ゼウスの浮気には理由がある】ギリシャ神話の最高神ゼウスの裏側

ゼウスの浮気相手

最高神ゼウスは浮気ばかりしていたことを知ってますか?

しかしゼウスの浮気することには理由がありました。正妻ヘラはゼウスの浮気で怒っていますが、理由を聞くと納得できるかもしれません。

この記事でわかること
  • ゼウスの浮気の理由
  • ゼウスの浮気エピソード
  • ゼウスの見方が変わる

ゼウスの浮気相手の一覧表

ゼウスの愛した女性たち

画像の通りゼウスは「神」「精霊」「人間」種族関係なく美しい女性なら誰でも抱いていました。

ゼウスの女性関係の話は、ギリシャ神話で何百回も出てきます。

ゼウスは正妻のヘラがいるんだよ

ゼウスの浮気癖はかなり重症で、姉、妹、娘、少女、人妻、少年であっても手を出していました。

そのたびに正妻ヘラが怒って、なぜか浮気相手が酷い目にあっています。

無理やりのエピソードが多い

ゼウスの浮気の理由は人間の事情

ゼウス

人間にとってゼウスの子供を持つことは、他国との戦いに有利になるからです。

ゼウスにとっても美人と行為ができる理由になります。

ギリシャ神話を知っている人ならば、ゼウスは浮気ばかりしている神様と思っているでしょう。しかしそこは私たちとは違うギリシャ神話の価値観がありました。

威厳のあるゼウス

古代ギリシャは多くの国があり、どこの国も覇権を取るために戦争が頻繁に起きていました。

このような戦時下で王様が「娘が最高神ゼウスの子供を産んでいる」と言えばかなり戦いに有利になります。

人間もゼウスもお互い得なんだよね!

こういった背景もあり多くの国がゼウスとの子種を望んでいました。

美しければ誰でも良い浮気者のゼウスには好都合でした。

この理由はあくまで人間の世界の話なので、神々の世界ではただの迷惑な浮気者です。

ギリシャ神話の神々についてはこちら

ゼウスの浮気相手とのエピソード一覧

ゼウスの女性関係の良いエピソードはないと言ってもいいくらいありません。

むしろ悲しい思いをした人の方が多いでしょう。

浮気関係のエピソードの中でも有名なお話を紹介します。

この浮気のエピソードを聞くとゼウスのイメージが変わるかもしれません

エウロペ

白い牡牛に化けるゼウス

エウロペはゼウスに攫われて行為をされてしまいました。

エウロペははティロスの王女として産まれ、エウロペは成長するにつれて美しいことで近隣諸国でも有名になりました。

そこをチェックしていたゼウスは、エウロペに一目ぼれしてしまいました。

エウロペと関係を持つためにアピールをします。

彼女が花を摘みに庭に出ている時に、ゼウスは白い牡牛に変身してエウロペへ近づき、エウロペを背に乗せることに成功します。

クレタ島へ連れていかれるエウロペ

白い牡牛に変身したゼウスは、そのまま他のクレタ島へ連れ去り行為をしていました。

産まれた子供は優秀な子供ばかりです。

「クレタ島の王クレタ」「冥界の審判者ラダマンテュス」「リュキア国の王サルペドン」

ゼウスの子供は地位が約束されてることが多いんだよ

ダナエ

黄金の雨になっているゼウス

アルゴス国の王女で絶世の美女と言われていたダナエです。

ゼウスはダナエに目をつけました。

そしてゼウスはアルゴス王に神託を与えました。

「ダナエは息子を産み、その息子あなたは殺されるだろう」

幽閉されるダナエ

アルゴス王はダナエを男性と接触させないように地下室へ閉じ込めてしまいます。

これはゼウスの神託だよ

幽閉されてしまい一切外に出れなくなったダナエの元へゼウスは駆け付けました。

自身を黄金の雨に姿を変えてダナエの部屋へ侵入し無理やり行為をしました。

結局、ゼウスとの子供が産まれてしまいました。英雄ペルセウスの誕生です。

画像を見るとダナエはまるで何かを待っていたようにも見えるので不思議だよね

カリスト

アルテミスに化けてカリストに近づくゼウス

カリストは、ゼウスの娘であるアルテミスの従者でした。

イタリア語にカリストは「最も美しい」という意味で、名前の通りカリストはとても美しい女性でした。

ゼウスの娘のアルテミスは、貞潔の女神であり純潔の誓いを立てていました。しかし、ゼウスに純潔を取られてしまった経験があります。

アルテミスはゼウスの娘なのに純潔を…

アルテミスの従者であるカリストも純潔の誓いを立てて、男性に対して警戒をしていました。

しかし、ゼウスはアルテミスに変身してカリストに近づいて無理やり行為をしてしまいました。妊娠がバレるカリスト

カリストは、純潔でなくなったことを隠していたがゼウスに妊娠をさせられていました。他の従者に湯あみの時にお腹に膨らんでいるのがバレてしまいました。

ゼウスの正妻ヘラがこの浮気に怒り、カリストを醜い熊へと変えてしまいます。

そして、アルテミスも純潔の誓いを破り、ゼウスと浮気をしたカリストに怒り、醜い熊になったカリストを殺してしまいました。

不憫に思ったゼウスは、クマになり殺されてしまったカリストを「おおくま座」として宇宙へ送りました。

本人に悪いところはなかったのに。ゼウスが救ってあげればよかったのにね

イオ

裸で白い牡牛をなでるゼウス

イオは正妻ヘラの女神官でした。イオはとても美しくゼウスの目に付きました。

そんな美しいイーオーを見つけたゼウスは、無理やり行為をしてしまいます。

しかし、正妻ヘラはゼウスとイオの浮気に気付きました。イマと行為をしようとしてるゼウスを発見しました。

すぐにゼウスはイオを白い牡牛に変えて「オレは牡牛を撫でただけだ!」と言い張りました。

ヘラがイオを追いかける

そしてヘラに捕らわれた牡牛イオは、ゼウスに依頼されたヘルメスに逃がしてもらいました。

イオからヘラに浮気がバレるのを恐れたからです。

次にヘラは、逃げた牡牛のイオを蛇を操り24時間追いかけ続けました。

イオは狂乱しながら放浪し逃げることに成功しました。無事エジプトにたどり着き、そこで人間に戻ることが出来ました。

浮気したゼウスはお咎めなし!

ラミア

ラミア

ラミラは古代リヴュアの女王でした。その美貌のおかげでゼウスに目をつけられてしまいました。

そして、無理やり何度も行為を重ねてゼウスの寵愛を受けるようになりました。

しかし、ゼウスの正妻ヘラがこの浮気を許しませんでした。ヘラはラミアを操りゼウスとラミアの間にできた子を全て殺させました。

この殺してしまった苦痛から逃れるために気が狂い、他の子どもを誘拐して殺すようになりました。

それでもヘラの怒りは収まりませんでした。ヘラはラミアが苦痛から逃げることのできないように眠ることをできなくさせました。

ラミア

さすがに不憫に思ったゼウスは、ラミアがゆっくり寝られるように目を取り外しできるようにしてあげました。

結局ラミアは、子供だけでなく青年を性の虜にして悪霊に食べさせるような怪物になってしまいました

不憫に思ったなら助ければいいのに目の取り外しをできるようにするって…

ゼウスの浮気理由のまとめ

  • 人間から言い寄ってくる
  • 美しければなんでも好き
  • 浮気相手は幸せにならない

ゼウスの浮気の理由はわかりましたか?

人間の世界では、王家も恩恵を得られることも多かったようですが、神々の世界ではみんな悲惨な目にあっています。

そしてゼウスの浮気相手は基本的に幸せになれないことが多いようです。

ギリシャ神話は面白いエピソードの神様が多いですよね。こちら記事の神様も悲惨な目にあっているので読んでみてください。